バカヤロー解散
1953年(昭和28年)2月28日、衆議院予算委員会で吉田茂首相が野党議員の質問に気色ばみ、「バカヤロー」とつぶやいたひと言が問題になり、この日をきっかけに内閣不信任決議案が可決されて衆議院が解散に追い込まれました。発言の相手は当時の右派社会党議員・西村栄一で、農地に関する質疑への答弁中に飛び出したひと言がマイクを通じて議場に響き渡りました。この解散は発言の内容から「バカヤロー解散」と呼ばれ、日本国憲法下で内閣不信任決議を受けて行われた数少ない解散の一つとして記録されています。現在も国会論戦での失言が政局を左右した事例として、政治史やメディア論の授業などでたびたび取り上げられています。
