電車の座席にオレンジ色が多いのはなぜか

トリビアヤマネコ
トリ先生、電車の座席ってオレンジ色多くない?あれ何でなん?

トリ先生
よく気づいたね。実は色にちゃんと理由があるんだよ。
オレンジは「汚れが目立ちにくい」色

トリ先生
電車の座席は不特定多数の人が毎日座るため、飲食物の汚れやほこりが付きやすい。オレンジやえんじ色のような中間的な色味は、白のように汚れが目立ちすぎず、黒のようにホコリが目立ちすぎることもない、汚れが最も分かりにくい色の一つなんだ。

トリビアヤマネコ
掃除の手間とか見た目のためやったんか。

トリ先生
それだけじゃないんだよ。もう一つ、大事な理由がある。
「座席の位置」を一目で分かりやすくする色

トリ先生
満員電車では、床や壁と座席の境目が人でよく見えないことがある。オレンジや暖色系は、車両の床・壁に多いグレーや白と対比が強く、席がどこにあるか瞬時に認識しやすい色なんだ。とっさに座席の場所を判断しやすくする、という視認性の工夫でもある。

トリビアヤマネコ
座れるかどうかパッと見て分かるようにしとるんか。

トリ先生
そういうこと。国鉄時代から採用されてきた配色で、その後の各社の車両にも受け継がれてる。
路線・車両によって色が違うのはなぜか
- 私鉄各社は、企業イメージやブランドカラーに合わせて座席の色を独自に選んでいる
- 新幹線などの座席は、長時間座ることを考慮し、落ち着いた色味が選ばれる傾向がある
- 近年はデザイン性を重視し、木目調やグラデーションなど多様な座席デザインも増えている

トリビアヤマネコ
ただの好みやのうて、汚れと視認性、両方考えられた色やったんやな。

トリ先生
そういうこと。電車の座席にオレンジ色が多いのは、実用性を突き詰めた結果、たどり着いた合理的な色使いなんだよ。
