【記念日まとめ】2月21日は何の日?
漱石の日
1911年2月21日、文部省から文学博士号を授与する意向を伝えられた夏目漱石が、これを辞退する手紙を文部省専門学務局長の福原鐐二郎に送ったことに由来する記念日です。漱石はこの手紙の中で、これまでただの夏目として世を渡ってきたので、今後も肩書きに頼らず自分の力で生きていきたいという趣旨を記しました。当時、国から与えられる栄誉を辞退することは異例であり、漱石の独立心を示す逸話として広く知られるようになりました。現在もこの逸話は、文学作品と合わせて漱石の人物像を語る際に頻繁に取り上げられています。
国際母語デー
国際母語デーは、1952年2月21日に当時パキスタンの一部だった東パキスタン(現在のバングラデシュ)の首都ダッカで、ベンガル語を公用語として認めるよう求めるデモに対して治安部隊が発砲し、複数の学生が死亡した事件に由来しています。この事件はバングラデシュで「言語運動記念日」として長く記憶されてきましたが、バングラデシュの提案を受けてユネスコが1999年11月の総会でこの日を国際母語デーとして制定しました。目的は言語と文化の多様性を尊重し、あらゆる母語を守ることへの意識を高めることにあります。現在は世界各国の学校や国際機関で、多言語教育や少数言語の保護に関する催しが行われています。
日刊新聞創刊の日
1872年2月21日、東京で日本初の日刊新聞となる「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊されたことにちなむ記念日です。創刊号は片面刷りで、1部の値段が140文、1か月の購読料が銀20匁ほどだったと伝えられており、当時としては高額な部類に入るものでした。それまでの新聞は不定期の発行が中心でしたが、東京日日新聞の登場によって毎日情報を届けるという新聞の形が定着していきました。この流れはその後の日本各地での新聞創刊にもつながり、現在の日刊紙中心の新聞文化の出発点になったといえます。
共産党宣言発表の日
1848年2月21日、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが執筆した「共産党宣言」がロンドンで出版されたことにちなむ記念日です。この文書は前年にロンドンで結成された国際組織「共産主義者同盟」の綱領として書かれたもので、初版はわずか23ページのドイツ語の小冊子でした。「ヨーロッパに幽霊が徘徊している、共産主義という幽霊が」という書き出しで始まり、資本主義社会の分析と労働者階級による変革を訴える内容でまとめられています。この文書はその後の社会思想や政治運動に大きな影響を与え、現在も歴史や政治思想を学ぶ際の重要な資料として扱われています。
