【記念日まとめ】11月1日は何の日?

灯台記念日

1868年(明治元年)11月1日に日本初の洋式灯台である観音埼灯台が起工したことにちなみ、1949年に海上保安庁が「灯台記念日」として制定しました。実はこの日付は1970年に編纂された『灯台百年史』の調査で起工日が判明して確定したもので、それ以前は文化の日の前日という位置づけで11月1日とされていた経緯もあります。現在は毎年この日を中心に全国の参観灯台が特別に無料開放され、日本燈光会や各地の海上保安部が見学会などの記念行事を開いています。灯台がただの目印ではなく船の安全を守り続けてきた歴史を振り返る、貴重な一日となっています。

紅茶の日

江戸時代の商人だった大黒屋光太夫は漂流の末にロシアへ渡り、1791年11月にエカテリーナ2世の茶会でミルクティーをふるまわれ、日本人として初めて本格的な紅茶を飲んだ人物とされています。この逸話にちなみ、日本紅茶協会が1983年に11月1日を「紅茶の日」と定めました。現在では協会や紅茶メーカー各社がこの時期にキャンペーンやセミナーを開催し、紅茶の正しい知識や楽しみ方を広める取り組みを続けています。寒さが増すこの季節に温かい一杯を味わいながら、200年以上前の漂流民の物語に思いを巡らせる人も少なくないようです。

すしの日

1961年、すし業界の発展を目指す全国すし商生活衛生同業組合連合会が熊本市で開いた大会で、11月1日を「全国すしの日」とすることを決議しました。11月は新米が出回り、ネタとなる魚介にも脂がのって美味しくなる「実りの秋」であることが選定の理由とされています。あわせて、歌舞伎の名作『義経千本桜』に登場する鮓屋の場面で、平維盛が身を隠すため鮓職人「弥助」に姿を変えた日という説も語られています。現在も各地の寿司店や組合がこの日にちなんだイベントやキャンペーンを行い、旬のネタを使ったすしを楽しむきっかけになっています。

計量記念日

経済産業省は1951年に計量法が公布されたことを記念し、当初6月7日を「計量記念日」としていましたが、1992年の法改正で新しい計量法が翌年11月1日に施行されたことに合わせ、記念日も11月1日へ変更されました。電気記念日や発明記念日、貿易記念日と並ぶ経済産業省の4大記念日の一つに数えられています。現在は11月を「計量強調月間」と位置づけ、経済産業省や自治体の計量関連部署が、はかりの無料点検や講演会などを通じて正しい計量の大切さを伝える活動を行っています。私たちが日々使う体重計や電力メーターの信頼性が、こうした地道な取り組みに支えられていることがわかります。

本の日

本の日は、書店に本が並ぶ様子を「11(本棚)」と「1(1冊の本)」に見立てた語呂合わせから生まれ、2017年に日本記念日協会に認定・登録されました。「想像・創造の力は1冊の本から始まる」というメッセージが込められ、読書運動の一環として位置づけられています。この日は10月27日から始まる「読書週間」の期間中にあたり、文化の日を挟むこの2週間には全国の書店や図書館でフェアやイベントが数多く開かれます。読者が本との出会いの場である書店に足を運ぶきっかけとして、多くの出版関係者に活用されている記念日です。

犬の日

1987年、犬の鳴き声「ワン」を1と読み、「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」と重ねる語呂合わせから、現在の一般社団法人ペットフード協会が11月1日を「犬の日」と定めました。人と犬との絆を見直し、犬について正しい知識を持ってもらうことを目的に制定された記念日です。制定以来、協会や動物愛護団体がしつけ相談会や写真コンテスト、犬とのふれあいイベントなどを各地で開催し、飼い主のマナー向上や保護犬への理解を広める活動が続けられています。同じ語呂合わせの流れで2月22日は「猫の日」とされ、動物好きの間ではセットで話題になることも多いようです。

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