【記念日まとめ】2月10日は何の日?
簿記の日
1873年2月10日、福澤諭吉がアメリカの商業学校の教科書を翻訳した「帳合之法」を慶應義塾から刊行し、日本で初めての西洋式簿記の解説書となりました。当時はまだ「簿記」という訳語が定まっておらず、福澤は「帳合」という言葉を使って複式簿記の考え方を紹介したといいます。この功績を記念して、公益社団法人全国経理教育協会が2月10日を簿記の日と定めました。現在も簿記は企業経営や会計の基礎として学ばれ続けており、資格取得を目指す学生や社会人向けの検定試験を全国で実施しています。
ニットの日
「2(に)10(と)」の語呂合わせから、神奈川県の編み物教室や編み物学校でつくる横浜手作りニット友の会が1988年にニットの日を制定しました。手編みの魅力を広め、編み物文化を次の世代に伝えることを目的に始まった記念日で、1994年には全国的な記念日として広く知られるようになりました。ニットは防寒着としてだけでなく、手作りならではの温かみを楽しむ手芸としても根強い人気があります。現在もこの時期になると手芸店や編み物教室で作品展やワークショップを開き、ニットの魅力を伝える催しが各地で見られます。
ふとんの日
「ふ(2)とん(10)」の語呂合わせから、全日本寝具寝装品協会が1997年に2月10日をふとんの日と定めました。ふとんの正しい手入れ方法を広め、年に一度ふとんの状態を見直す「ふとんの健康診断」を呼びかけることが制定の目的でした。ただしふとんの需要期は冬より秋に近いことから、2010年には記念日を10月10日へと変更し、現在は10月10日のふとんの日の方が広く定着しています。それでも2月10日にふとんの手入れを紹介する記事や催しが今も見られ、由来を伝える記念日として名残をとどめています。
海の安全祈念日
2001年2月10日、愛媛県立宇和島水産高等学校の実習船「えひめ丸」がハワイ沖でアメリカ海軍の原子力潜水艦と衝突して沈没する事故が起き、教官や生徒9人が犠牲になりました。この事故を教訓に海での事故防止を願い、全国水産高等学校長協会が2003年に2月10日を海の安全祈念日と定めました。現在も毎年この日には全国の水産・海洋系高校で犠牲者への黙祷を捧げ、実習航海の安全を祈る取り組みが続いています。和歌山県の高野山高等学校では2006年から毎年、高野山奥之院でえひめ丸の慰霊法会を営んでいます。
左利きの日
「レ(0)フ(2)ト(10)」の語呂合わせにちなみ、日本サウスポークラブが2001年に2月10日を左利きの日と定めました。左利きの人が暮らす中で感じる道具の使いにくさなど、右利き中心の社会で起きる不便さについて考えることを目的にした記念日です。かつて左利きは矯正の対象になることも多くありましたが、近年は個性として尊重する考え方が広がっています。現在は左利き専用のはさみや文房具を扱う店舗や通販サイトも増え、この時期に合わせて左利きグッズを紹介する企画が行われます。
