【記念日まとめ】3月29日は何の日?
マリモの日
1952年(昭和27年)3月29日、北海道の阿寒湖に生息するマリモが国の特別天然記念物に指定されました。阿寒湖のマリモは球状に育つ独特の生態を持ち、大きいものは直径30センチほどにもなる世界的にも珍しい群生地として知られています。現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧種にも指定されるほど希少な存在になっていて、地元では保護活動が続けられています。毎年10月には阿寒湖で「まりも祭り」が開かれ、マリモを湖に返す儀式などを通じて保護の大切さを伝える取り組みが行われています。
八百屋お七の日
天和3年3月29日(1683年)、江戸本郷の八百屋の娘だったお七が、放火の罪で火あぶりの刑に処されました。前年の大火で避難した寺で出会った男性のことが忘れられず、また火事が起きれば再び会えると考えて自宅に火をつけたことが発端とされています。当時は17歳以下であれば罪が軽くなる決まりがありましたが、お七が正直に18歳だと答えたために極刑を免れられなかったという逸話が伝わっています。この事件は井原西鶴の「好色五人女」をはじめ、後の歌舞伎や浄瑠璃、落語など数多くの作品の題材になり、現在も舞台芸術の世界で繰り返し上演され続けています。
作業服の日
「さ(3)ぎょうふ(2)く(9)」の語呂合わせから、作業服を扱う企業などが3月29日を「作業服の日」に定めました。新年度を控えたこの時期は職場の制服や作業着を新調する需要が高まる時期にあたり、記念日を通じて作業服の機能性や快適さを広めることが狙いです。近年の作業服は動きやすさだけでなく涼しさや軽さを重視した素材開発が進んでいて、建設業や製造業に加えて幅広い職種で快適な作業着へのニーズが高まっています。メーカー各社はこの日にあわせて新商品の発表やキャンペーンを行うことが多く、働く現場の環境改善につなげる機会になっています。
工場法公布記念日
1911年(明治44年)3月29日、日本で初めての本格的な労働者保護法となる工場法が公布されました。産業の発展にともなって工場労働者の深夜労働や長時間労働の弊害が社会問題化したことを背景に制定され、12歳未満の就労禁止や年少者・女性の深夜業禁止などが盛り込まれています。ただし小規模な工場は適用対象から外れ、成人男性への保護規定もないなど不十分な内容にとどまり、施行も資本家側の反対で1916年まで延期されました。この法律は1947年に労働基準法が施行されたことで役目を終えましたが、日本の労働法制の出発点として現在の労働環境整備の歴史を語る上で欠かせない存在になっています。
