【記念日まとめ】9月8日は何の日?
国際識字デー
1965年9月、イランの首都テヘランで開催された世界教育相会議において、当時のイラン国王パーレビが各国の軍事費の一部を識字教育のための基金に充てることを提案したのがきっかけとなり、これを受けたアメリカのジョンソン大統領が9月8日を「国際識字デー」とするよう呼びかけ、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が正式に制定した国際デーです。目的は、読み書きの力=識字が個人・地域社会・国家の発展にとってどれほど重要かを世界に訴えることにあります。現在も毎年、ユネスコ本部やユネスコスクール、日本ユネスコ協会連盟など世界各国の機関がこの日に合わせて式典やシンポジウムを開催し、識字率向上に向けた啓発活動を行っています。近年は「デジタル時代の識字」といった時代に即したテーマも掲げられ、識字問題は今も世界共通の課題であり続けています。
サンフランシスコ平和条約調印記念日
1951年9月8日、アメリカ・サンフランシスコで開かれた対日講和会議において、日本と連合国側48カ国との間で「サンフランシスコ平和条約」および「日米安全保障条約」が調印されました。日本全権として吉田茂首相が出席し、条約によって日本は独立国としての主権を回復する道筋をつけた一方、朝鮮・台湾・南樺太・千島列島などの領土を放棄することも定められました。なお、ソ連・ポーランド・チェコスロヴァキアの3カ国は調印を拒否しています。条約は翌1952年4月28日に発効しており、この日は今なお日本が国際社会に復帰した歴史的な転換点として、報道や教育の現場でたびたび振り返られています。
ハヤシの日
書店大手・丸善ジュンク堂書店が制定した記念日で、日付はハヤシライスの考案者とされる丸善の創業者・早矢仕有的(はやし ゆうてき、1837〜1901年)の誕生日にちなみ、2016年に日本記念日協会の認定を受けました。有的は明治初期、親交のあった外国人客をもてなす際、家にある肉や野菜を煮込みご飯に添えて振る舞っていたとされ、これが「早矢仕さんのライス」と呼ばれるようになり、やがて「ハヤシライス」の名で街のレストランに広まったという説が伝わっています。現在も丸善ジュンク堂書店では毎年9月8日に合わせて自社サイトやSNSでこのエピソードを紹介し、書店とハヤシライスという意外な組み合わせの歴史を発信し続けています。全国の飲食店やメディアでもこの日にハヤシライスが話題に取り上げられることがあります。
休養の日
睡眠や休養に関する調査・啓発活動を行う一般社団法人日本リカバリー協会が制定した記念日で、日付は「休(9)養(8)」と読む語呂合わせに由来します。単に体を休めるだけでなく、心身を積極的に回復させる「攻めの休養=リカバリー」という考え方を広めることを目的に定められました。制定以降、同協会はこの日を含む期間を「休養週間」と位置づけ、睡眠や生活習慣の改善に関する調査結果の発表やセミナーを毎年開催しており、働き方改革が叫ばれる中でメディアに取り上げられる機会も増えています。慢性的な疲労を抱える現代人にとって、休養の質を見直すきっかけとして活用されています。
桑の日
お茶や関連商品を扱う福岡県八女市の株式会社お茶村が制定し、一般社団法人日本記念日協会に認定・登録されている記念日で、日付は「く(9)わ(8)」と読む語呂合わせにちなみます。養蚕の歴史は5000〜6000年前にまでさかのぼるとされ、桑はカイコの餌として絹産業を支えてきた植物であると同時に、実や葉に高い栄養価があることでも知られており、この日はそうした桑の効能や歴史への理解を深めてもらうことを目的としています。現在では養蚕が盛んだった地域の博物館や自治体が桑にまつわる展示やイベントを行うほか、桑の葉茶や桑の実を使った商品を扱う企業がこの日に合わせてPRを行う動きも見られます。
スペインワインの日
日本のスペインワイン協会が制定した記念日で、1932年9月8日にスペインでワインの原産地呼称制度の基礎となる「ワイン法」が政令として承認されたことに由来します。この法律により産地ごとの品質基準や表示ルールが整備され、リオハをはじめとするスペインワインの品質保証とブランド確立が進んだとされています。現在、日本国内では同協会がこの日に合わせてスペインワインの魅力を紹介するイベントや情報発信を行っており、飲食店やワインショップでもスペインワインをテーマにしたフェアが開催されることがあります。近年のスペインワインの世界的な評価の高まりとともに、この記念日を通じた認知拡大の取り組みが続けられています。
