【記念日まとめ】9月9日は何の日?
重陽の節句(菊の節句)
重陽の節句は、奇数を縁起の良い「陽数」とする中国の陰陽思想に由来し、一桁で最大の陽数である9が重なる9月9日を最も陽の力が強い日として厄払いや長寿祈願を行う、五節句のひとつです。平安時代初期に中国から日本へ伝わり、宮中では菊を浮かべた菊酒を酌み交わして無病息災や子孫繁栄を願う宴が催されるようになったため、「菊の節句」とも呼ばれています。現在も東京の波除神社では平安期の宮中行事を再現し、菊を散らした菊酒の振る舞いなどの神事が行われているほか、京都の上賀茂神社では重陽神事に続いて奉納相撲「烏相撲」が営まれています。旧暦の重陽にあたる10月以降には各地の寺社で菊を鑑賞する献菊展なども盛んに開催されています。
救急の日
昭和57年(1982年)、厚生省(現・厚生労働省)と消防庁が、救急医療及び救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識向上を図ることを目的に、「きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合わせから9月9日を「救急の日」と定めました。この日を含む一週間は「救急医療週間」とされ、毎年全国的な広報活動が展開されています。現在も総務省消防庁や各自治体の消防本部が中心となり、救急の日・救急医療週間にあわせて心肺蘇生法やAEDの使い方を学べる救命講習会、応急手当の普及啓発イベントを全国各地で開催しており、一般市民が救命技術を身につける貴重な機会として定着しています。
世界占いの日
1999年(平成11年)、占術家の資質向上と運命学の正しい普及を目指して1973年に発足した一般社団法人・日本占術協会が、9月9日を「世界占いの日」に制定しました。日付の選定には、この日が重陽の節句にあたること、ノストラダムスが人類滅亡を予言したとされた「1999年9の月」であったこと、さらに9月9日を含む数字の合計が完成を意味する10になることなど複数の理由が重ねられています。加えて、同じ9月9日が「救急の日」であることから「占いは運命の救急である」という意味も込められました。現在、同協会には多様な占術の専門家が登録しており、世界占いの日にあわせて占いイベントやメディア企画が毎年多数展開され、占い文化の普及の場となっています。
手巻き寿司の日
石川県七尾市に本社を置く水産・食品メーカーの株式会社スギヨが2006年に制定し、日本記念日協会にも認定された記念日で、手巻き寿司を巻くときの「く(9)るく(9)る」という語呂合わせから9月9日と定められました。家族みんなで具材を選びながらわいわいと手巻き寿司を作る、アットホームな食卓のきっかけになってほしいという願いが込められています。制定以降、同社はこの日にあわせて手巻き寿司の魅力や巻き方のコツを紹介する広報活動を展開しており、スーパーや食品関連メディアでも季節の話題として取り上げられ、家庭や飲食店で手巻き寿司を楽しむ習慣づけに一役買っています。
秋のロールケーキの日
洋菓子メーカーの株式会社モンテールが制定し、日本記念日協会が認定した記念日で、看板商品である「手巻きロール」シリーズをより身近なおやつにしたいとの思いから設けられました。日付は、ロールケーキを手で巻くときの「くるくる」「キュッキュッ」という動作と、巻き上がったロールケーキの断面が数字の「9」に見えることにちなみ、9が重なる9月9日に定められています。制定後、モンテールは9月9日にあわせて秋限定のロールケーキ新商品の発売や告知キャンペーンを毎年展開しており、公式サイトのお知らせでも季節の風物詩として繰り返し取り上げられ、秋のおやつ需要を喚起する記念日として定着しつつあります。
北朝鮮建国記念日
1948年9月9日、朝鮮半島北部で「朝鮮民主主義人民共和国」の成立が宣言され、金日成が初代首相に就任したことにちなむ、北朝鮮における国家の建国記念日です。第二次世界大戦後、朝鮮半島は北をソビエト連邦、南をアメリカ軍が占領する形で分断され、同年8月15日に南で大韓民国が成立した直後にこの建国宣言が行われたことで、南北分断が決定的なものとなりました。北朝鮮では建国記念日は最重要の祝日のひとつとされ、現在も平壌を中心に軍事パレードや大規模な祝賀行事、マスゲームなどが行われ、特に建国から節目となる年には一段と大規模な式典が催されて国家の威信を内外に示す機会となっています。
