【記念日まとめ】9月17日は何の日?
モノレールの日
1964年9月17日、東京オリンピックの開幕を約3週間後に控えるなか、羽田空港と都心を結ぶ日本初の旅客用モノレール「東京モノレール」(浜松町〜羽田空港間、当時13.1km)が開業したことを記念する日です。海外からの選手や観客の空港アクセスを改善する目的で突貫工事により建設され、用地買収が不要な京浜運河上に多くの区間を通す形で完成させた経緯があります。この記念日は東京モノレール株式会社が制定しており、開業を支えた技術者たちの功績を今に伝えています。現在も同路線は羽田空港第2ターミナル駅まで延伸され、2023年にはJR東日本の完全子会社となるなど、首都圏の空港アクセス路線として重要な役割を担い続けています。
イタリア料理の日
日本イタリア料理協会が、イタリア語で「料理」を意味する「クチーナ」の語呂合わせ(ク=9、チー=1、ナ=7)にちなんで9月17日に制定した記念日です。日本国内でのイタリア料理の普及と、その調理技術や食文化への理解を深めてもらうことを目的として設けられました。イタリア料理は戦後日本で徐々に浸透し、パスタやピザなどは今や家庭料理としても定着するまでに広がりを見せています。現在も同協会をはじめとする業界団体は、この日に合わせてセミナーやイベントを行い、シェフの技術向上や食文化の発信に取り組んでいます。
アメリカ合衆国憲法の日(Constitution Day)
1787年9月17日、フィラデルフィアの憲法制定会議で合衆国憲法の草案が完成し、代表者たちによる署名が行われたことに由来する記念日です。ベンジャミン・フランクリンはこの場で全邦一致による批准を呼びかけたと伝えられ、翌1788年にニューハンプシャー州が9番目の批准州となったことで憲法は正式に発効しました。1952年に連邦議会がこの日を「憲法の日および市民の日」として定め、2004年には上院議員ロバート・バードの提案により、連邦の補助金を受けるすべての教育機関や政府機関に憲法教育プログラムの実施を義務付ける改正が加えられました。現在も全米の学校では毎年9月17日前後に合衆国憲法の歴史を学ぶ授業が行われ、市民教育の一環として定着しています。
台風襲来の特異日
統計上、平年よりも高い確率で特定の気象現象が起こるとされる「特異日」の一つとして、9月17日や9月26日は台風が日本列島に上陸・接近しやすい日として知られてきました。1950年代には洞爺丸台風や伊勢湾台風など、日本に甚大な被害をもたらした台風の多くがこの時期に集中しており、防災上の警戒が呼びかけられてきた経緯があります。ただし気象データの蓄積が進んだ1960年代以降はその傾向が弱まり始め、近年では特異日としての統計的な優位性は薄れつつあると指摘されています。それでも9月中旬から下旬は台風シーズンの盛期にあたるため、現在も気象庁や自治体はこの時期に合わせて防災意識の啓発を行っています。
牧水忌
歌人・若山牧水が1928年9月17日、静岡県沼津市の自宅で43歳の若さで死去したことに由来する忌日です。長年にわたる大量の飲酒がたたり、日光浴による火傷や下痢・発熱による全身衰弱に加え、急性胃腸炎と肝硬変を併発したことが死因とされています。自然や旅、酒を愛した歌人として数々の作品を残し、生前から周囲に節酒を注意されながらも「到底不可能」と語っていたという逸話も伝わっています。現在、沼津市には若山牧水記念館が設置されて功績を伝えているほか、出身地の宮崎県では1996年から短歌の優れた業績者に「若山牧水賞」を贈る顕彰事業が続けられています。
